「ニースの港」/ジャン・カルズー/リトグラフ
2年前の夏に健康診断にて胃のレントゲンを撮り、ポリープが発見されたため検査のために胃カメラを飲んだ。
サンプルを採取し、検査の結果は良性腫瘍だったが、医者に「これからは一年に一度は胃カメラを飲んで検査をしましょう」と言われた。
そして長い間検査をしなかったので、先日新しく出来た病院で胃カメラを飲んだ。
その病院は最新の胃カメラ設備があり、従来より細い管を使って口からでは無く鼻からカメラを入れる。
口から入れるより吐き気も無く楽に検査が出来ると評判だそうだ。
検査はまず鼻の麻酔から始まる。口からの場合はゲル状の麻酔薬をのどに溜めて行うが、鼻も同様で、麻酔薬を鼻に入れ麻酔が効くまで我慢する。
これがけっこう辛い。ノドの方がずいぶん楽だ。
そして本番の前に先生から「鼻の穴が小さい方は受けられない場合があります、その場合は口からやり直しますが、管が細いので口からでも楽ですよ。」と・・・・。
不安がよぎった、私は鼻が低く、鼻炎などにも敏感である。
まず、右側の鼻にカメラを入れた。
「い、痛い!!」
「うーん、鼻が狭いですねぇ。次は左から試してみましょう」
「うぐぐぐっ」
「うーん、左も駄目ですねぇ。右の方が少し広そうですからもう一度右から」
と、次は右からかなり奥まで無理矢理につっこまれた。
「せ、先生・・・かなり痛みが激しいです・・・・」(T_T)
「そ、そうですか、やはり駄目みたいですね。それじゃ口からに切り替えましょう」
「・・・・・・」
そして口に軽く麻酔薬を散布していきなり口から・・・。
「ゲッ、ウゲッェェ・・・」
麻酔が軽いためか以前やった胃カメラより辛かった。
そして夜まで右の鼻の奥が痛かったのである。
鼻の穴の小さい方は鼻からの胃カメラを受ける場合は気をつけて下さい。(T_T)