昨日、息子の専門学校の参観があった。
昨年は弁当だったが、今年は懐石料理コースだ。
さすがに昨年の上級課程だけあってレベルもあがっている。
まずは「三種盛り」
・烏賊と筍の木の芽和え
・鯛の子旨煮
・胡麻豆腐
筍と木の芽の香りが効いて胡麻豆腐はモチモチで香りも良し。
辻調理技術研究所には模擬店舗施設があり、日本料理はこの「花伝」にて訓練が出来る。
普段は料理を作る側とサービスをする側の実習を積んでいる。
席に案内され、用意された御献立を見たが、とても酷い字で「なんだこれは?」
と思ったら、息子が作った物だった。(爆
自分の親の席には生徒自らが御献立と箸入れを作って置いている様だ。
しかし、私に似たのだから仕方がないのかもしれないが、本当に酷い字だ・・・
「椀」
・清汁仕立て 海老真丈
白身魚をすり潰した真丈にプリプリの海老が入ってカツオの香りが良く効いた汁と
新鮮な筍が春の香りが清々しい。
「造り」
・横輪焼霜造り
授業としては生物を出すことが難しいため、皮を炙ったり身を消毒したりして工夫してあるそうだ。
しかし、出た物だけを見るとそんなことは気に成らない。
そしてメインディッシュ・
「食事」
・小鍋仕立て すき焼き
上質な霜降り牛に割り下を注いで煮る。固形燃料を使って頃合いを見計らい
担当の生徒が火を消してくれるのだが、なかなかうまく消えない(笑)
すき焼きの玉子は生卵ではなく半熟の温泉玉子。
これも生物を避けるために火を通してあるそうだが、これがなかなかいい。
生卵を使うよりコクがあり、すき焼きの味も逃げない。
そして最後のデザート
「菓子」
・浮島 桜アイスクリーム
蒸し菓子の浮島はモチモチしたカステラの様で、桜アイスはとても香りが良かった。
食事の後生徒の紹介と担任の先生からの挨拶があった。
食事、サービス共に質の高いレベルに感心しました。
生徒の皆様、ご苦労様でした。そして先生の皆様、ありがとうございました。
なお、今回のメニューを3月12日、13日に行われる「辻調卒業フェスティバル」で一般の方々にも食べて頂けます。(朝10時より)
昨年のフェスティバルでは数が非常に少なくて一般の方々にはあまり食べて貰えなかったのですが、今年は日本料理、西洋料理、中華料理共に各1日70名程度の方々に提供できるらしいです。
辻グループ校は沢山あって、フェスティバル会場は点在しています。
上記コース料理は辻調理技術研究所にて(朝早く並ぶ必要あり)
辻調理師専門学校本館は学園祭の乗りなので一味違う本格的な物は研究所かエコール辻校舎がお勧め。
食べ物は全て有料ですが、どれもお値段以上に楽しめますのでお時間のある方はぜひ足をお運び下さい。
辻調理グループ会場へのアクセスは下記より
http://www.tsuji.ac.jp/accessmap/index.html